活動報告・コラム

一般社団法人 おか桃会

1月29日|相続の話を悲愴感なく/指の運動とストレス解消

相続について学ぶ

こんにちは!

おか桃会でございます。

風の強い日、「今朝は風が強くて寒かったですねえ…」とお声掛けすると、
元気一番の生徒さん、
「えっ、そうかなあ?」
と笑われてしまったスタッフです。

日頃から体力づくりに励む方が多いからか、朝一番のお講座でも皆さんお元気。
やや重いテーマの学びも、和やかに進めることができました。

ディスカッション

おか桃会では、現役世代だけでなくシニアの方向けのお金に関する学びもお手伝いしています。
シニア向け講座でもリクエストをいただき、基本を押さえながら実際のところを知りたいということで企画しました。

今回は「そもそも相続とは何か」ということや、すぐに始められる具体的な取り組みとステップ、子ども世代が望んでいることを学び、お互いの思いや経験を共有しました。

生徒さんのなかには、ご家族を亡くした経験がある方もいます。
その際に困ったことや大変だったことを語ってくださり、それぞれに自分ごととして考えられるようになった時間でした。

本来、第三者の前で自らの人生や命を語ることは、そう容易いものではありません。
学びだけでなく、シニアのサードプレイスとして、
いくつになっても、フレッシュな気持ちで接することができる、新たな距離感の友を得て、信頼を積み重ねてできること。
生徒さん同士がそのような関係性を築いていかれていることに、胸がいっぱいになりました。

子ども世代の思いと意識しておきたいグリーフケア

「相続は子どもに任せるから好きなようにしてくれたらいい」ー
そう考える方も少なくはないでしょう。
しかし、子どもたちをはじめとして、遺される親族としては「備えていてくれると助かる」ものです。

それは、「手間を省けるから」「面倒は嫌だから」という気持ちのあらわれだけではありません。

大切な存在を喪ったときに、「いかに悲しむことに専念できるかどうか」で、
遺された人々の未来が変わると言われたら、あなたはどう感じるでしょうか。

悲嘆のプロセスといい、大切な存在を喪った際、心や社会とのつながりを回復させ、再び元気に暮らしていくまでの過程があると考えられています。

  • ショック期
  • 喪失期
  • 閉じこもり期
  • 再生期

の4段階があり、それぞれの段階を着実に踏むことで、前向きに自らの生活を送れるようになります。

手続きに追われると、それだけで自らを労ったり、自分の思いを吐き出したりすることが難しいもの。
言葉を選ばずに言えば、「ちゃんと悲しむ時間すらなくてつらい」ことになりかねないのです。

相続について自分自身でできる備えをしておくことが、次の世代がそれぞれに人生を謳歌できることにつながると、私たちは考えています。

指の運動

今回の運動の時間は、体操ではなく「小さな運動」。
認知症予防にもつながる「指」にスポットをあてました。

ご家庭にある洗濯ばさみを使い、指の力を鍛えていきます。
あるポイントを押さえて行うことで、利き手でない手も強くなり、脳に刺激も!

イライラする気持ちの緩和にもおすすめです。

子ども会員も指の運動

スタッフより情報を得た子ども会員さんも、学校から帰って取り組んだようです。
おばあさまにも「認知症予防にいいんだって!」と伝えてくださったとか。
嬉しいことですね!

おか桃会の生徒さんには握力自慢の方も多く、スタッフも簡単に負けてしまうほどですから、
次回のお講座の際には、トレーニングの成果を握力測定して、ゲーム感覚で皆さんと競い合うのも面白そうです。

おか桃会の生徒さん、実はプロ集団です

生徒さんからのお知らせ

長年手芸のプロとして活躍され、現役で講師も務める生徒さん。
展覧会に出品なさるとのことで、皆さんにご案内くださいました。

作品を皆さんで一緒に鑑賞する予定も立て、
「いつも器用だもんねえ!」「楽しみ!」
と声があがります。

スタッフだけでなく、生徒さんにもさまざまな講師、人材育成を長年手掛けてこられた方、教育のプロなど、たくさんのプロが集まっています。
現役世代・シニア世代という言い方をあえてしていますが、80代がマジョリティの生徒さんがたは、どなたもバッチリ現役なのですよ。

編み物・縫い物を苦手とするスタッフ、本気で弟子入りを考えているところです。


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